*日本産ヒゲブトハネカクシ亜科目録に関しては,柴田泰利氏(ハネカクシ研究家),丸山宗利博士(九州大学総合研究博物館)との共著になる.
このページでは,これまで日本語の情報が大きく限定されていた日本産ヒゲブトハネカクシ亜科の概要について触れたい.インターネットという特性を活かし,写真や動画,PDFファイル,あるいは最新の情報などを取り入れるつもりでいる.
本データベースは利用者が種や属,族を同定する足掛かりとなる情報の提供を目的の1つとしているが,ヒゲブトハネカクシ亜科はその分類の困難さから,少しばかりの情報で同定するのは困難を極める.そのため,このデータベースの情報は,あくまでも最低限もしくはそれ以下のものであることをご理解頂きたい.参考文献に関しては各項目ごとに述べているので,詳細について望まれる方はそれらを参照されたい.
本来ならば,表題に関係する分類群の説明のみを重点的に行うべきであるが,ハネカクシ科などの上位分類群についての情報を求めている方がいるであろうことも考慮し,ここではヒゲブトハネカクシ亜科だけではなく,その上位分類群に関係する内容も含めて解説を行ないたいと思う.
内容は分類学的なものを中心としており,上位分類群と相互に個別情報をリンクさせることにより,ヒゲブトハネカクシの位置関係がすぐに把握出来るようになっている.
以下の青字部分をクリックすることにより,個別情報にアクセスできる.サイドバーも参照されたい.
本データベースは丸山宗利博士(九州大学総合研究博物館)と柴田泰利氏(ハネカクシ研究家)のご協力の元で成り立っている.使用している標本はすべて九州大学総合研究博物館と山本個人のコレクションである.
Coleoptera 甲虫目
Polyphaga カブトムシ亜目(多食亜目)
Staphyliniformia ハネカクシ下目
Staphylinoidea ハネカクシ上科
Staphylinidae ハネカクシ科
Aleocharinae ヒゲブトハネカクシ亜科
⇒日本産ヒゲブトハネカクシ亜科目録 Checklist of Japanese Aleocharinae
編集者:柴田泰利・丸山宗利・山本周平 Edited by Shibata, Y., Maruyama, M., and Yamamoto, S.
本データベース公開後に、日本産ハネカクシ科全種を扱った目録が作成され、出版された(柴田ら, 2013)。ヒゲブトハネカクシ亜科に関しても最新の知見が取り入れられている重要な文献となっており、目録に関してはそちらを参照されたい。下記URLから無料でPDFをダウンロードできる。
柴田泰利・丸山宗利・保科英人・岸本年郎・直海俊一郎・野村周平・Volker Puthz・島田 孝・渡辺泰明・山本周平 (2013) 日本産ハネカクシ科総目録 (昆虫綱:甲虫目). 九州大学総合研究博物館研究報告, 11: 69-218.
http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/recordID/26400
Aleocharini ヒゲブトハネカクシ族
Athetini ヒメハネカクシ族
Autaliini スジハラハネカクシ族
Deinopsini ヌレチハネカクシ族
Falagriini セミゾハネカクシ族
Gymnusini トマムハネカクシ族
Homalotini カレキハネカクシ族
Hoplandriini ニセヒゲブトハネカクシ族
Hypocyphtini ケシハネカクシ族
Leucocraspedini マルケシハネカクシ族
Liparocephalini ウミハネカクシ族
Lomechusini アリノスハネカクシ族
Mesoporini クチキケシハネカクシ族
Myllaenini ミギワハネカクシ族
Oxypodini ゴミハネカクシ族
Placusini トゲジリハネカクシ族
Termitohospitini シロアリヤドリ族
Trichopseniini シロアリハネカクシ族
Aleocharinae, incertae sedis 所属不明(ヒゲブトハネカクシ亜科)
凡例 Explanatory notes
ヒゲブトハネカクシ目録凡例 Explanatory notes for the checklist above
国内分布地域凡例表 Japanese place names
ヒゲブトハネカクシ形態図解 Body division in Aleocharinae
謝辞 Acknowledgement
データベース構築に関する参考文献 References of the database